十月いつか

お茶の時間

十月いつかで、お茶の時間に日々の制作で気になっていることを言葉にしてみました。

サークルメンバー、探してます

作成日: 2021.9.16

こんにちは、Gakuです。

普段から絵描きとして十月いつかで制作をしております。このページでは、普段制作をしていて疑問に感じたことと、それを実際に調べたことをまとめようと思い作成しました。もしご興味があれば、お付き合いくださると幸いです。

もくじ

  • 十月いつかで一緒に制作してくれる人を探してます
  • EGOCOROを何としてでも完成させる
  • バンドみたいな感じ
  • 最後に

十月いつかで一緒に制作してくれる人を探してます

こんにちは、Gakuです。この「十月いつか」というサークルで、EGOCOROなどの作品を制作しています。

このサークルは今のところ、基本的に僕とkurageの二人で活動をしております。

しかし、Webマンガの制作・SNS・このWebページのプログラミングなど……。まだまだやりたいことがたくさんあるのですが、制作ペースが今の時代にそぐわない状態です。

いずれ一緒に作品を作ってくれる仲間を探しています。

EGOCOROを何としてでも完成させる

十月いつかは立ち位置でいえば、「オリジナルマンガを制作する同人サークル」になるかと思います。

そして目下の課題は、「何としても『EGOCORO』を完成させて世に送り出す」というものになります。


EGOCOROは「絵心」と、英語の"Ego"をを組み合わせたタイトルです。

いい絵が描きたい、絵を描いて生きていきたい、絵を認められたい……そういった心を抱くものの、なかなか世の中そう甘くはないようで、自分の好きなものを描いているだけでは生きていけません。

芸術は「人のためのデザイン」、「自分のためのアート」と二分されます。絵心を抱いた人の多くは、人生で覚えた感動を表現しようと絵を描きます。が、いつもそれは「自分のためのアート」であり、必ずしも人を喜ばせられるものではありません。そして、絵描きとして社会で生きていくにあたって「自分のためのアート」から、「人のためのデザイン」へと絵の方向性をシフトせざるを得ません。人のためになる絵が描けると、社会に認められなければなりません。


ですが、ネットもSNSも発達したこれからの時代を私たちが生きていくうえでは、「自分のためのアート」こそがそれぞれの人に必要なのではないかと、僕は考えます。

ネットによって日夜様々な価値観の渦の中で生きていき、与えられた数字によって価値観がゆらぎ、アイデンティティを保ち続けることが非常に難しくなってきていると感じます。


自分の得意なことがあっても、ネットにつながればもっと得意な人がいます。好きなものがあっても、それがもっと好きな人がいます。

自分の考えをもっていても、ネットではいろいろな意見があります。閲覧数やいいねの数が多い人の意見ほど立派な気がしてきます。


絵も例外ではありません。いい絵が描けたと思っても、世の中には自分より上手い人が大勢いると思い知りますし、自分の感動体験が陳腐なものなのだと感じてしまいます。


ですが、個人の感動、感情、気持ちに優劣はつきません。ネットでいくらかの数字が付与されたとしても、それは変わりません。それらを表現した絵も然りです。

これからの個人のアイデンティティが揺らぎやすくなってくる時代に、「自分のためのアート」はとても重要なものではないでしょうか。自分の価値観を形にすることができ、それを保ち続けられたら、どんなに良いでしょう。



学校では美術の授業はさほど重要視されません。社会で芸術は生きるために本当に必要なものではないとされます。

しかし、人が人とつながって、人間社会のなかで生きていくうえでは、自分の意見、価値観はとても大切です。21世紀になった現代では、偉大な先人たちの活躍により、「アート」がそれをもたらしてくれる存在になりました。


僕の尊敬する人物に「ロバート・ヘンライ」というアメリカの美術教師の人がいます。彼は美術教師として、多くの人に美術を通して生き方を伝えました。絵描きや彫刻家に限らず、自分で考えて行動する人は全員がクリエイターであり、アーティストであると彼は言いました。そして人類全員が自分の価値観をもったアーティストになれる世の中を作ろうとした人です。

芸術の力は僕らが考えているよりもっと偉大で、人生を豊かにし、人が自信をもって生きていくために必要不可欠なものだと彼は言い続けました。


そこで、幸運にも日本で美術を学べた僕なりに、「自分のためのアート」を作ろうとして行き着いたのが「EGOCORO」です。


EGOCOROはこれまで僕が日本という国で絵を描きながら生きてきて、身に受けてきた辛さやしんどさを自分なりに表現する作品です。主人公のマウもまた、デザインとアートの境目で、揺らぐ自分と戦いながら生きることを選択した一人です。このお話を僕はまず、どうしても完成させたいのです。


十月いつかは先のロバート・ヘンライがいうように、「自分のためのアート」を重視します。人のためのデザインもとても大切です。人がデザインしてくれるおかげで僕たちは快適に暮らしていられます。ですが、十月いつかは「自分のためのアート」をこの世の中でひとつ成立させたいと考えます。


それは言ってしまえば「作品を売ってお金を稼ぐことは目指さない」ということでもあります。EGOCOROが売れたお金で生活することを目指しません。EGOCOROの売れ行きで内容が変わることはありません。もし、EGOCOROが社会で大大大ヒットしたとして、日本を震撼させ全米を泣かせたとして、それはおそらく「人のためのデザイン」になっていることでしょう(まあ、そもそもヒットさせようとしてヒットさせられるものではないので、微妙な例えですが……)。


もちろん、お金儲けをしないわけではありません。将来的にお金はいただきます。ですがそれは「自分のためのアート」としてのEGOCOROの価値が担保されていることが条件で、EGOCOROの値段ではなく「自分のためのアート」を成立させるノウハウの値段です。

ものすごいことを言っていますよね。自分のロマンを追い求めてモノづくりをして、結果それが世の中のためになる!!って言ってるのと同じです。それを布教していこうとしています。

十月いつかでは、こんなコンセプトで活動をしていこうとしています。

バンドみたいな感じ

十月いつかで制作するものは「自分のためのアート」です。それはつまり、現状では僕とkurageの二人で活動しているため、僕ら二人のためのアートを制作しているということです。

なので、相当すごいことを言っていることは承知なのですが……。僕らとなるべく近いものが好きで、同じ目標をもってる人がいてくれたら……と考えています。十月いつかが僕らだけでなく、人が増えた状態で「自分たちのアート」を作れるようになってほしいのです。

僕はそれを「バンド」のような状態に近い、と表現すると伝わりやすいのではないかと考えています。


もし、十月いつかとEGOCOROを「これ面白いじゃん!」と思ってくれる方がいたら、十月いつかのアドレス(october5.go◆gmail.com)に連絡をください。やりとりのなかで、EGOCOROの企画書と、十月いつかのコンセプトをもっと詳しくお伝えします。それも以て、一緒に制作が可能かを判断していただければと思います。

正直、一人でもメンバーが増えるだけで、このサークルは何倍も良くなると考えています。

具体的にこれから何がやりたいのかというと、下記にそれらを明記しました。



最後に

またひとつ付け加える形になってしまうのですが……。

十月いつかは「絶対に解散しない強固な場」ではなく、「それぞれのタイミングで席替えができる場」であれば良いと思います。

一緒に共感してモノづくりができるのは楽しいことですし、やりがいもあります。ですが会社ではないので、作るものに応じてメンバーが変わってもいいし、たまにフィーチャリングで誰かが一時的に加入して作っても良いと思います。

ただひとつ条件を設けるとしたら、成長を一緒に楽しんでくれる人、だと充実した制作ができるような気がしています。


すごく長いページになってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

メンバーとしての参加を検討してくださる人も、楽しんでくれる側の人も、引き続きどうぞよろしくお願いします。

Gaku

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